Thursday

120209

早くも実家に戻ってきて1週間以上経ちました。
順調に引きこもってます 笑
なんか先月はひたすら人と会ってばかりいたのでそのギャップがすごいですが。。。
今は次へ向けてちょっとずつ準備という感じです。

なんか一応節目ということで、せっかくだからいろいろと書いておこうかなと。
とりあえず実家に戻ってきて、
少なくとも当面はここを拠点にして活動していくつもりです。
それを決めた要因はまあいろいろあるのですが、
まず震災のことが大きくて、
なんかわざわざ自分が東京にいることに違和感を覚えてきてしまって、
もっと違う方法を模索したいなと考えはじめました。
いつだったかブルーハーブが「東京で音楽なんて古いんだ」と言っていたけれど、
今の時代、音楽であれば地方にいようがネットを使えば
音源を届けるのはものすごく簡単になってきていて、
いろんな人が地方にいながら活躍しているのはすごく健全だなあと感じてます。
建築に関していうと、情報が広まったことによって、
みんなそれまでよりもさらに東京を向くようになったように感じていて、
でも建築こそそれぞれの場所にあるものなんだから
もうちょっといろんなやり方があってもいいのになと考えていたというのもあります。
自分が留学していたスイスは、
連邦制で小さな街でもそれぞれが誇りを持っていて、
まあ外から見たら確かにそんなに大した違いはないのだけれど、
きっとそうゆう感情というのは論理的に正しいかどうかよりも
どれだけ信じられるかの方が大切だと思うので、
そういったものに触れていたというのも少なからずあるかもしれません。

それから自分の周りでも、、
石巻2.0のみなさんやアサノコウタくんみたいに地方でがんばってたり、
あるいはtana projectのもりひろこちゃんみたいに
みずから何か新しく活動を始めたりした人がいて、
自分もたしかにいろんなところに顔を出してはいたけれど
結局のところどこへいっても手伝いをする立場でしかなくて、
それがとても歯がゆかったというのがあります。
そこで自分のことを考えたときに、
一応地元があって、帰る場所があって、
そこでなにかできるのであればそれがベストかなと。

ただそれでもやっぱり田舎でやっていくというのはそれなりに葛藤はあるわけで、
そこでなんとなく後押しになったのは、
今現在多治見で活動している人たち、
たとえば安藤雅信さんだったり青木良太さんだったりっていうのが、
ふだん多治見にいながらにして日本全国、あるいは世界で活動しているというのがあって、
もちろん自分がそうゆうふうに有名になりたいというのとは違うけれど、
少なくとも努力次第でそれだけのポテンシャルはあるのだという前例があったのは大きかったです。
まあお二人とも陶芸家さんなのでちょっと話はちがうのですが、
個人的には陶芸っていうのはいまだその土地土地で受け継がれているものが残っていて、
全国いろんなところに産地が残っている稀有な文化だと思っているので、
そうゆう場所が地元なのはすごく運がよかったです。

個人的には田中泯さんが桃花村にいるように、河瀬直美さんが奈良にいるように、
stillichimiyaが山梨にいるように活動していくのが目標です。
ま、大げさですが志は高くということで 笑
そしてもう少し具体的な話をすると、
実家のギャラリーと、建築の設計とをメインでやっていきたいと考えていて、
ギャラリーの方は母体があるのでそれを基にして
若い人を中心にして少しでも発表の機会を増やせればいいと思っています。
いくら多治見が陶芸で有名だといっても
そんなに観光客がいるわけではないので、
ちょっとずつでも外から人を呼べるようにして、
ただ内輪で回すのではなくて、
いろんなつながりを作っていかないとなかなか続いていかないと思うので。
(これはどのジャンルでも変わらない問題ですが。)
高円寺で何回かやらせてもらった落語会みたいに、
いろんなものを混ぜ合わせながらやっていければ何かが見えてくるような気がしています。
(こういった想像力はFUKU DEL TOROさんをはじめO.M.E FAMILIAの方々に
かなり鍛えてもらったように思います。
それからmetrofieldAMPcafeに集まっているみんなからも
すごく刺激をもらいました。)
落語会とかお茶会とかを企画していきたいです。
それから建築に関しては、
今はほとんど何もないような状況なので、
かたちになるまでにはまだまだ時間がかかりそうだけれど、
焦らず地道にやっていければと思ってます。
同世代の人たちの名前がだんだん表に出始めていて何も感じていないといえば嘘になるけれど、
これまでまっすぐ進んできたわけではないので、自分のやり方でやっていければなと。
それに自分にとって理想とする建築家のあり方は、
べつにスターアーキテクトのように建築家として前へ出るのではなくて、
その建築が建つことで元々そこにあったものがそれまでよりも
少しでもよくなるようなものを作っていくことなので、
自分が好きなもの、
それが建築であれ音楽であれ陶芸であれ落語であれ、
を紹介するような感覚に近いような気がします。
そうゆう意味ではふたつやるというのは自分のバランス感覚には合っているようにも思います。
なんか最近すごく興味を持っている茶道の考え方が、
けっこう近い気がしているので、近いうちに習ってみるつもりです。
そして個人的にはたくさん建てたいとは思っていないので、
ひとつずつきちんと仕事をしていって、
Sigurd Lewerentzのように80歳過ぎて代表作を建てちゃうみたいになれれば最高です。
ま、今から考えることではない気もしますが。

という感じで今頭の中にあるものをとりあえずひたすら書きなぐってしまって、
とりとめがなくてどれぐらい実現できるかも正直あまり自信がないですが、
がんばっていくので応援よろしくお願いします!!!
そして基本ひきこもっているのでぜひとも多治見に遊びにきてくださいっ!!!

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